「VHSテープを巻き戻せ!」を見てきました。
VHSテープのマニア達の膨大なインタビューの断片断片をひたすらつなぎあせわ
その熱気や当時の思い出てんこもりな90分間でした。
左が国内版のポスター。右はアメリカのポスター。 |
自宅で映画を見れるようになった衝撃。
(映画内では「映像の民主化」と表現している人がいたな…)
さらに「レンタルビデオ店でしか見られない映画」をコンセプトとして作られた「東映Vシネマ」の
登場。
(海外の大手映画会社はビデオ用ムービーを作る事はしなかったので、
日本の大手である東映がビデオ鑑賞用映画をリリースしたのは革命的なことだったらしい)
次々に作り出されるパッケージサギのビデオ映画たち。
何回も見た証であるテープの縦線はヌードの前ぶれ…など、
その時代を生きた人によって語られるVHSテープへの情熱・思い出の数々は
見ていてとても楽しそうで羨ましく思えるほど。
(大抵変人だったけれど 笑)
本作に登場するVHSテープのコレクターは大抵何かしらこだわりをもっていて、
そういう話ってジャンルは違えど蒐集家気質の人はくすぐられるのでは。
(「タイトルに“DEATH”がついた物だけを集める」、
「ビデオテープにしか存在しない作品を集める」、
「顔アップのパッケージは手抜きで魅力的じゃない」などなど)
小さい頃、ビデオテープの爪を折ったり(上書き録画できなくなる)、
その上からセロハンテープを貼ったりした記憶が蘇って懐かしかったです。
中学の頃大好きだった宝塚も、MGMのミュージカル映画も、
ビデオテープを巻き戻して何度も何度も見たなあ。
レンタルビデオ店は週に何回も通う宝の宝庫だった。
どんどん知っている人がなくなっていく過去の遺物だけれど、
当時間違いなく輝いていたVHSテープ。(カセットテープ然り)
この響きに「ブルーレイ最高!」より「懐かしい!」って語りだしたくなる人におすすめの映画です。
0 件のコメント:
コメントを投稿